飛行機関連

クルーは出発のどの位前に会社の出頭するの?

クルー(操縦士、キャビンアテンダントを総称する英語、日本語では乗務員の意)は飛行機の出発のどの位前に会社に出頭しているのでしょうか?

(左の画像はタイ国際航空のクルーです。)

これは国内線と国際線によって違いますし、日本から出発する場合と出先から出発する場合とでも違います。
今回は日本から出発する場合を説明します。

国内線と国際線によって違う理由は国際線の方が若干、飛行準備の作業量が多い事と、何と言ってもイミグレーション(出入国管理)を通らないといけないので導線が長くなると言う事があります。

この時間は各社によって違うと思うのですが、私が所属していた航空会社では国内線の場合は出発時間の1時間30分くらいです。
国際線はもう少し早目の1時間45分前で位です。

実際にはメールボックスの整理、情報の確認等で個人的にはもう少し早く出頭する場合がほとんどです。

出頭場所に出頭するとCockpit Crew(機長や副操縦士)は先ず飛行のための情報を確認します。
出発地や目的地の天候、空港の情報(NOTAM・・・Notice to Airman)、エンルート(出発地と目的地の間)の揺れ等の情報、
飛行機の情報、フライトプランのCheck等フライトに必要な情報は多岐にわたります。

昔は運航管理者が一つ一つ説明してくれていたのですが、最近は乗務員のみでPC端末を使いSelf Briefiing(乗務員だけで情報を確認)をする場合が多くなっています。
疑問がある所があれば運航管理者に聞くスタイルです。

私が航空会社に所属していた時には国内線はほぼSelf Briefing、国際線は一部(近距離)はSelf Briefingでしたが、今はすべてSelf Briefingになっているかと思われます。

キャビンクルー(客室乗務員)もお客様の情報とか本日のサービスとか緊急時の業務の確認等を行います。

Briefingが終われば飛行機に向かう訳ですが、その前に昔はCAが我々Cockpit Crewの所に出頭し、操縦士が客室乗務員に飛行情報を渡し、キャビンクルーからはお客様情報をもらい情報を共有して操縦士、客室乗務員全員で飛行機に向かっていました。

しかし現在はそれぞれが単独で飛行機に向かい、飛行機側で操縦士と客室乗務員が合流し、機内でBriefingを行う様になりました。(国内線ではバスで飛行機に向かうためBriefingの前に合流し、一緒にバスに乗って移動して飛行機の中でBriefingを行います。)

Briefingは通常機長が主導して行いますが、副操縦士が必要情報を客室乗務員に渡し、必要に応じて機長が補足する様な感じで行われていることが多いようです。(もちろん機長が全部行う場合もありますが状況によります。)

私が初めて副操縦士になった時の機種はB747(クラシックジャンボ)でしたが、その当時のジャンボの客室乗務員は20名前後いてその中でかなり緊張してBriefingした事を覚えています。

現在は客室乗務員の数は合理化によりかなり少なくなりましたが、少なくともドアと同じ数(ジャンボのドアの数は10個)の客室乗務員乗務させなければなりませんので大体10名+αの客室乗務員の構成になっていると思います。

その分一人あたりの仕事量は多くなり客室乗務員の仕事も大変な重労働になっているようです。

大昔の様に20数名の客室乗務員がいた時は離陸後、ベルトサインを消すと真っ先に操縦席にCAが来て飲み物や食事のオーダーを聞きに来てくれたものですが、今は優先度が一番低く、コクピットクルーの飲み物、食事のケアはお客様のサービスが一段落した後になってしまいました。

先に来てくれたのも人員に余裕があっての事ですね。
昔々の話です。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。