飛行機関連

Company Radio・・・?

飛行機の運航においてPilotは管制所との通信の他に会社との通信でも無線を使っています。

これをCompany Radioと呼んでいます。

運航を会社としてサポートするオペレーションと言う場所と通信をしています。
(飛行機のトラブルの場合、アドバイスを受けるために直接整備部門へ連絡することもできます。)

どういう事を話しているかと言うと何もなければ特に特別な事を通信する訳ではないですが、
通常、離陸時間とその時の気流の状態を後続機のために報告します。

また巡航中であれば揺れ等の情報を最寄りの自社のオペレーションに報告します。
たとえばこんな具合です。
「37000ftで○○○○(場所)の手前50nmでModerate Turbulence(中程度の揺れ)が5分ほど続きます」

この情報を同じ空路を飛ぶ後続の飛行機に知らせたり、飛行前のBriefing(打ち合わせ)の時に情報としてPilotに知らせます。
この情報があれば揺れる前にベルトサインを点灯させる事ができますので非常に有難い情報です。

目的地に近づいたら目的地の空港のオペレーションにコンタクトして大体の到着時間とSpot No.(駐機場の場所)の情報を得ます。

その後駐機場に入った後に着陸と駐機した時間、及びFuel Remain(残燃料の量)、進入時の状況等を報告して一連の通信は終わりです。

しかし、一旦、トラブルがあった場合は会社に状況を知らせなければならないので、
地上にいる時はともかくも飛行中はATC(管制通信)も行わなくてはならないので、通信は非常に忙しくなります。

機長が操縦しているときは「I have ATC」(「管制通信は私はやるよ」と言う意味)と言って通常、
副操縦士が行っている管制通信を機長が受け持ち、副操縦士が会社との通信を担当する事が多いです。

当然、機長はそのやり取りを少し音量を小さくしてモニターしていますが、
モニターしながらも管制通信にも注意を払っています。

重大なトラブルの時は機長が行う事もあります。

これは日本の空港だと日本語で話しますが、外地の空港に行くと当然英語でやらなければいけないので結構大変です。

上記は国内線や、国際線でも離陸して会社の無線施設からまだ近い時にVHFと言う電波を使って通信を行いますが、
洋上や近くに会社の無線施設がない場合はCompany Radioを使えません。

その時はどうしていると思いますか?

昔は管制通信機関を通じて会社に連絡してもらっていましたが、今は洋上でも僻地でもどこでも会社と連絡をすることができます。

方法は二通り、音声通信とデータ通信です。

音声通信はSATCOM(サトコム・・Satellite Communication)と言ってSatellite(人工衛星)を使って通信します。(衛星電話ですね。)

もう一つはACARS(Automatic Communications Addressing and Reporting System)と言ってテキストで通信します。
このACARSはプリンターもついています。
上の写真はACARSの情報をプリントした物です。
これはATIS(Automatic Terminal Information Service)と言って空港の天気の情報です。

通常はACARSを使って巡航中の揺れ、到着時間、トラブルがあった場合はその報告等を行っています。
SATCOMはテキストでは送れないような複雑なトラブルが起きたようなときにたまに使う時がありますが、
洋上や外地で日本のオペレーションを呼び出すことができるので大変重宝します。

このCompany Radioですが、新聞社等もモニターしているようです。
何かトラブルが起きた時には必ず会社に報告しますので、それをモニターしているといち早く情報を知る事ができると言うわけです。

また聞いた話ですがACARSまでもモニターしている航空ファンもいるそうです。
凄いですね!

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