滞在記

外国に住んで分かる、日本の銀行の三つの不満

今回、アンカレッジの続編を書こうと思いましたが、タイトルの件を先に投稿いたします。
申し訳ございません。
次回は必ずアンカレッジの続編をお送りします。

私は前の投稿で書いたようにアンカレッジの2年を含み、他に4年、計6年間アメリカに住んでいた事があります。

一見、当ブログのテーマから外れるかもしれませんが、滞在記として捉えていただければと思います。

これから書くことは私がアメリカに住んでいた経験から日本とアメリカの銀行のサービスの違いを単純に顧客目線で感じた事です。
銀行のシステムや法律等に詳しいわけではなく、サービスを受ける側として「日本の銀行、おかしいんじゃない!」と感じた事です。

また、あくまでもアメリカとの比較で他のアメリカ以外の国の状況はよくわかりません。

また独断と偏見で書いていますのでご不快な点がありましたらご容赦ください。

皆さんは日本の銀行の営業に疑問を持ったことはありませんか?
日本に生まれ育つと日本のすべての銀行の横並びの営業に慣れてしまい当たり前のように感じてしまうと思います。

しかし一歩、外に出てみると日本の銀行のおかしさ、サービスの悪さ、もっと言えば傲慢ささえ感じてしまいます。

順番にご紹介します。

1.「営業時間は何故15時まで・・・!?」

日本の一部の銀行を除いてほとんどの銀行は15時で窓口業務を閉めてしまいます。
いろいろ理由はあるのかもしれませんが、銀行を使う側からしたら不便でなりません。

仕事を抜け出して銀行に急いだり、行くのをあきらめたことはありませんか?

私は大げさに言えばこの営業時間にストレスさえ感じてしまいます。
仕事に熱中してハッと気づいたら15時を過ぎ振り込みができなかったなんてことが結構あります。

アメリカの銀行はどうかと言うと大体19時まで開いていることが多いです。
仕事が終わってから銀行に行くという事も可能なのです。

私はこの銀行ファーストの姿勢は顧客を無視した傲慢さを感じてしまいます。

日本の銀行の一部と言うのは「りそな銀行」や「新生銀行」等ですが、それでも17時までとかで仕事が終わってからと言う訳にはいきません。

またアメリカでは大きなショッピングモールの中には大体銀行があります。
さらにこれはアメリカらしいのですが、ドライブインのATMもあります。

日本よりずっと顧客ファーストを感じませんか?

2.ATMの手数料、自分が預金している銀行でなぜとるの?

日本では曜日(土日)や時間帯(例18時ごろから翌朝8時45分)によってはATMを使うと手数料がかかってきます。
それも自分が預金している銀行ででもです。

時間外と言うのはわかりますが、ユーザー目線からするとそれはサービスの一環でしょうと言いたくもなります。

預金していない銀行のATMを利用して手数料を払うのは納得できるのですが、なぜお金を預けている銀行にも手数料を払わなくてはいけないのでしょうか?

アメリカでも手数料は取りますが、ホームバンク以外のATMを利用した場合です。

3.未記帳分合算と言う怪?

皆さんは久しぶりに銀行に行って記帳してみたら明細が未記帳分合算になっていたことはありませんか?
先日、明細が必要になり記帳したら必要な明細の期間が未記帳分合算に・・・なんで!

最初は窓口に行ったらすぐに出してもらえるだろうと多寡をくくっていましたが、話はそう簡単にはいきませんでした。

私と窓口のやりとり

私:「すみません。この期間の明細が欲しいのですが、通帳をみたら未記帳分合算になっているので明細を出してもらえますか?」

銀行員:『わかりました。印鑑が必要ですが今お持ちですか?』

私:「出先なもので印鑑はありませんが、本人確認なら免許証があります。」

銀行員:「免許証ではなく印鑑がないと出せないのですが・・・。」

私:「本人確認なら印鑑より免許証の方が確かではないですか?」

銀行員:「そうですが、やはり印鑑がないと・・・。」

私:「・・・・!?」

印鑑と免許証、どちらが確実に本人確認になるか明白ですが、印鑑じゃないとダメと言うのはいかにも日本的ですね。
アメリカはサイン社会ですのでこう言うことは考えられません。

これはそういう社会だから仕方がないとして本題はこれからです。

私:「わかりました。印鑑を持ってきたらすぐ出してもらえますか?」

銀行員:「センターの方に依頼しますので郵送で1週間ほどかかります。」

私:「えっ、1週間! すぐに明細が必要なんですが! 何とかすぐに出せませんか?」

銀行員:「申し訳ございません。ここではすぐには出せません。」

私:「勝手に未記帳分合算しておいて明細がすぐに出せないと言うのはおかしいのではないですか?
ぶつぶつぶつぶつ・・・・・(この後何を言っても無駄でした。)

未記帳分合算は最後の記帳後3か月経過か明細が100になったどちらかのタイミングで実施されるそうです。
ネットバンキングが当たり前になってきた現在、私は3か月くらい記帳しないことは結構あります。
未記帳分合算されてもネットバンキングで明細が出せれば私も文句を言いませんが、ネットバンキングでは直近の2、3か月ほどの明細しか出せないようになっています。

それ以前の明細は記帳していない限り1週間待たないと手に入らないと言う事です。

未記帳分合算するならネットバンキングで全期間出せるようにしておくのが顧客ファーストの考えだと思うのですが・・・。

そもそも未記帳分合算の目的は何なのでしょうか?
先ほどのやり取りで銀行員に聞いてみましたが、容量が何とかかんとか、明確な答えは返ってきませんでした。

穿った考えですが、通帳のコスト削減・・・?

ちなみにアメリカの銀行には通帳がなく明細が毎月送られてくるか、ネットバンキングで明細が確認できるようなっています。

通帳も印鑑と同じで日本らしいと言えばそうかもしれません。

最後に・・・。

銀行に行くとすごく丁寧な対応をしてくれますね。
あれってものすごい偏見でものを言うと私はあの笑顔の裏に傲慢さが隠れているように思えてなりません。
実際は違うと思いますが、日本の銀行を象徴的に考えた場合、そんな考えが閃く私はひねくれ者でしょうかね。
要するに上から目線を感じてしまうのです。

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