「4nd」という表記を見たことがありますか？
一見すると正しそうに見えますが、実はこれは間違った英語表記です。
英語の序数（ordinal numbers）には正しいルールがあり、「4nd」ではなく「4th」と書くのが正解です。
しかし、「2nd」「3rd」と続く英語のルールを混同してしまい、「4nd」と誤って書いてしまう人が意外と多いのです。
本記事では、「4nd」がなぜ間違いなのかを徹底解説し、英語の序数表記の正しいルールをわかりやすく説明します。
また、間違えやすい表現や、正しく覚えるためのコツも紹介するので、英語学習に役立つこと間違いなし！
ぜひ最後まで読んで、正しい英語の知識を身につけましょう。
「4nd」はなぜ間違いなのか？
英語の序数（first, second, third, fourth）のルール
英語では「順番」を表すときに**序数（ordinal numbers）**を使います。
たとえば、「1番目」「2番目」「3番目」と言いたいときに、通常の数字（1, 2, 3）ではなく、「1st」「2nd」「3rd」という形で表します。
英語の序数の基本ルールは次のとおりです。
| 数字 | 正しい序数 | 読み方 |
|---|---|---|
| 1 | 1st | first（ファースト） |
| 2 | 2nd | second（セカンド） |
| 3 | 3rd | third（サード） |
| 4 | 4th | fourth（フォース） |
| 5 | 5th | fifth（フィフス） |
ここで注目すべきは、「nd」は2nd（second）のみで使う ということです。
「4nd」は「4th（fourth）」の誤りです。つまり、「4nd」という英語は存在しない のです。
「nd」は「2nd」にしか使えない
「nd」は「second」に由来するもので、「2」に対してしか使えません。
一方、「4th」の「th」は、「fourth」だけでなく、「5th（fifth）」「6th（sixth）」など、ほとんどの序数に共通して使われます。
したがって、「4nd」は間違いであり、「4th」が正しい表記 となります。
なぜ「4nd」と間違えてしまうのか？
「2nd」の影響で混同しやすい
日本人が英語の序数を学ぶとき、多くの人は「1st, 2nd, 3rd, 4th」という順番で暗記します。
しかし、「nd（2nd）」「rd（3rd）」「th（4th）」と続くため、ルールを意識せずに使うと「4nd」と誤って書いてしまうことがあります。
たとえば、次のような誤解が原因で「4nd」と間違えることがあります。
- 「nd」は「n」がつくから「four」にも使えそう → 実際は「nd」は「second」専用
- 「rd」は「three」に使うから、「nd」は他の数字にも使えるのでは？」 → 実際は「2」専用
こうした混同が「4nd」という誤った表記につながっています。
日本人が間違えやすい英語表記の特徴
日本人が英語を学ぶとき、発音よりもスペルを優先 してしまうことが多いです。
そのため、発音と序数の関係をしっかり理解しないと間違いやすい のです。
たとえば、「third（サード）」の「rd」は「3rd」にしか使えませんが、「rd」が「語尾のルール」だと理解していないと「4rd」などの間違いをしやすくなります。
SNSやネットでの誤用例
実際にSNSやインターネット上では、「4nd」という誤表記を見かけることがあります。
特に、英語を母国語としない人々の間では、「4nd」「3th」などの間違った英語表記が広まりやすいです。
こうした誤りを避けるためには、正しいルールを知り、ネイティブの表記を参考にすること が大切です。
他にもある！間違えやすい英語の序数表記
1st（first）→ 誤り例「1th」
「first（1st）」は特別な形を持っていますが、間違えて「1th」と書く人もいます。
正しくは「1st」です。
2nd（second）→ 誤り例「2th」
「2nd」は「second」由来ですが、誤って「2th」と書いてしまう人がいます。
正しくは「2nd」です。
3rd（third）→ 誤り例「3th」
「3rd」は「third」から派生していますが、間違えて「3th」と書くケースもあります。
正しくは「3rd」です。
4th（fourth）→ 誤り例「4nd」
「4th」は「fourth」ですが、間違えて「4nd」と書く人がいます。
正しくは「4th」です。
正しい英語の序数表記の覚え方
語尾のルールを理解する（st, nd, rd, th）
序数の語尾ルールをしっかり覚えることで、誤表記を防ぐことができます。
| 数字 | 正しい序数 | 間違いやすい表記 |
|---|---|---|
| 1 | 1st | 1th ❌ |
| 2 | 2nd | 2th ❌ |
| 3 | 3rd | 3th ❌ |
| 4 | 4th | 4nd ❌ |
「st, nd, rd, th」のルールを意識すれば、間違いを防げます。
発音とスペルの関係
英語の発音を意識することで、スペルミスを防ぐことができます。
- first（1st） → ファースト（st）
- second（2nd） → セカンド（nd）
- third（3rd） → サード（rd）
- fourth（4th） → フォース（th）
このように、発音に着目すると正しい表記がわかりやすくなります。
英語を正しく使うために気をつけるべきポイント
ネットの情報を鵜呑みにしない
インターネット上には、誤った英語表記が多く存在します。
信頼できる辞書や公式な文書を参考にしましょう。
自動翻訳や辞書を活用する
Google翻訳や英語辞書を使えば、正しい表記を簡単に調べることができます。
ネイティブの英語表記を参考にする
英語のニュースサイトや書籍を読むことで、自然な表記を学ぶことができます。
まとめ
「4nd」という表記は間違いであり、正しくは「4th」です。
英語の序数表記のルールを理解することで、誤りを防ぐことができます。
正しい英語を使うために、語尾のルールを覚え、発音とスペルの関係を意識しましょう！