このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

お花見 季節

春の小田原を満喫!かまぼこと桜が彩る「小田原かまぼこ桜まつり」完全ガイド

春の訪れとともに、小田原の街が美しい桜色に染まる季節。

「小田原かまぼこ桜まつり」は、そんな春の風情を満喫しながら、小田原名産のかまぼこを楽しめる特別なイベントです。

かまぼこ職人の技を間近で見られる実演や、かまぼこグルメが楽しめるキッチンカー、美味しさを競う「ききかま大会」など、見どころ満載。

小田原城址公園で開催されるこのイベントでは、桜と城の美しい景色が広がり、訪れる人々を魅了します。

さらに、小田原の桜の名所を巡ったり、かまぼこの歴史や製法に触れたりと、お祭り以外にも楽しめる要素がいっぱい。

本記事では、「小田原かまぼこ桜まつり」の見どころやアクセス情報、おすすめの過ごし方を詳しくご紹介します。

春の小田原を満喫するためのヒントが満載なので、ぜひチェックしてみてください!

第29回小田原かまぼこ桜まつりの見どころ

2025年 「第29回小田原かまぼこ桜まつり」は令和7年3月29日・30日、午前10時00分~午後5時00分、小田原城址公園二の丸広場にて行われます。 ※小雨決行

見どころをいくつかご紹介します。

かまぼこ名人による手づくり実演

「小田原かまぼこ桜まつり」の大きな魅力の一つが、熟練の職人によるかまぼこ作りの実演です。

普段は工場の中でしか見られないかまぼこの製造工程を、目の前でじっくり観察できる貴重なチャンス。

小田原は、かまぼこの本場として400年以上の歴史を誇り、伝統技法が今も受け継がれています。

実演では、新鮮な魚のすり身を使って、職人が見事な包丁さばきで美しいかまぼこを成形していきます。

特に、小田原かまぼこの特徴である「板付きかまぼこ」を作る様子は圧巻。
弾力のある食感を生み出すために、すり身を何度も練り、空気をしっかり抜く職人技を間近で見ることができます。

また、実演を見学した後には、その場でできたてのかまぼこを試食できるコーナーも。
スーパーで売られているものとは一味違う、しっかりとした歯ごたえと魚本来の旨味が感じられる小田原かまぼこを堪能できます。

かまぼこ好きにはたまらない体験になること間違いなしです。

さらに、子ども向けに簡単なかまぼこ作り体験ができるワークショップも開催されることがあり、家族連れでも楽しめます。

親子で一緒にかまぼこ作りに挑戦し、自分で作ったかまぼこを食べるのも素敵な思い出になりますね。

かまぼこ板一夜城合戦

「かまぼこ板一夜城合戦」は、小田原ならではのユニークなイベントとして毎年話題を集めています。

このイベントでは、かまぼこの板を活用して、ミニチュアのお城を作るコンテストが開催されます。
小田原城にちなんで、「一夜城」と名付けられたこの競技は、創造力とチームワークが試される楽しい企画です。

参加者は、事前に用意されたかまぼこの板を使い、制限時間内にどれだけ精巧な城を作れるか競います。

木工細工が得意な人も、そうでない人も、工夫を凝らしてユニークな作品を仕上げることが求められます。
子どもから大人まで楽しめるイベントで、完成した作品はイベント終了後に展示され、観客の投票によって優勝チームが決まります。

過去には、小田原城を忠実に再現した力作や、オリジナリティあふれるユニークなデザインのお城が登場し、SNSでも話題に。
観覧するだけでもワクワクするイベントなので、ぜひ覗いてみてください。

ききかま大会

「ききかま大会」は、かまぼこ通を自称する人にはたまらないイベントです。

この大会では、小田原市内の有名かまぼこ店が提供するかまぼこを試食し、どの店のものかを当てるゲームが行われます。
普段から小田原かまぼこを食べ慣れている人でも、意外と難しいのがこの「ききかま」です。

かまぼこは見た目が似ていても、製造方法や魚の種類、塩加減などが微妙に異なります。
各店の職人が長年培ってきた技術の違いが、食べ比べることで実感できるのがこのイベントの醍醐味。

参加者は、目隠しをした状態で数種類のかまぼこを食べ、味や食感の違いを頼りにブランドを当てるというシンプルながら奥深い挑戦です。

正解者には、小田原の名産品が当たるプレゼント企画もあるため、多くの人が挑戦します。
普段何気なく食べているかまぼこの違いをじっくり感じる機会になるため、食べ比べが好きな方にはぜひ挑戦してほしいイベントです。

キッチンカーとクラフトビールの楽しみ

お祭りの醍醐味の一つが、屋台グルメ。小田原かまぼこ桜まつりでは、地元の人気店がキッチンカーを出店し、かまぼこを使った創作グルメや、小田原の食材を活かした美味しい料理が楽しめます。

特におすすめなのが、「かまぼこバーガー」や「かまぼこフライ」。
ふわふわのバンズに挟まれたかまぼこは意外な美味しさで、一度食べたらやみつきに。

また、小田原産の魚を使ったフィッシュ&チップスなども登場し、ビールとの相性も抜群です。

お祭りでは、地元のクラフトビール醸造所も参加し、特設ブースで新鮮なビールを提供。

桜を眺めながら、出来立てのビールとかまぼこ料理を楽しむのは、春の訪れを感じる最高のひとときです。

ステージライブと桜に因んだ蒲鉾の販売

お祭りをさらに盛り上げるのが、ステージでのライブパフォーマンスです。

地元のアーティストやバンド、ダンスグループが出演し、音楽やパフォーマンスで会場を盛り上げます。
和太鼓演奏や、小田原にゆかりのあるアーティストのライブも行われ、観客も一緒に楽しめるステージ構成になっています。

さらに、会場では「桜」をテーマにした特別なかまぼこも販売。
桜の葉を練り込んだ桜風味のかまぼこや、ピンク色に染めた可愛らしいデザインのかまぼこは、春限定の逸品です。

お土産にもぴったりなので、訪れた際はぜひチェックしてみてください。

「小田原かまぼこ桜まつり」は、伝統のかまぼこと春の風物詩である桜を一度に楽しめる特別なイベント。

グルメ、体験、ライブと盛りだくさんの内容で、大人も子どもも満足できること間違いなしです。

小田原城址公園二の丸広場へのアクセス方法

公共交通機関の利用方法

「小田原かまぼこ桜まつり」の会場である 小田原城址公園 二の丸広場 へは、公共交通機関を利用すると便利です。

特に JR東海道線・小田急線・箱根登山鉄道・伊豆箱根鉄道 などが乗り入れる 小田原駅 から徒歩圏内なので、アクセスしやすいのが魅力です。

小田原駅から二の丸広場までは徒歩 約10分。東口を出て、小田原城址公園方面へ歩くだけなので迷う心配もありません。

お祭り期間中は多くの人が訪れるため、人の流れに沿って歩けばスムーズに到着できます。

また、新宿・東京方面からのアクセスも良好で、特急や新幹線を利用すれば短時間で小田原に到着できます。

出発地主要な路線所要時間
東京駅東海道新幹線(こだま)約35分
新宿駅小田急ロマンスカー約70分
横浜駅JR東海道線約35分
熱海駅JR東海道線約25分

お祭りシーズンは混雑が予想されるため、余裕を持った移動をおすすめします。

周辺駐車場の情報と混雑状況

小田原城址公園には専用駐車場はありません。
車でのアクセスを考えている方は、小田原城周辺の駐車場情報を事前にチェック しておきましょう。

お祭り開催時は、駐車場が満車になることも多いため、早めの到着を心がけるのがポイントです。

なお小田原市のホームページには下記の主な駐車場の空き情報が確認できます。
また下記以外の小田原駅周辺駐車場一覧が表示されています。

小田原市ホームページ小田原駅周辺駐車場一覧

小田原城周辺の主な駐車場情報:

  1. 小田原市栄町駐車場 (小田原市栄町1-15-19)
    • 収容台数:372台
    • 料金:1時間350円(以降30分ごとに100円)
    • 会場まで徒歩10分
  2. 小田原駅東口駐車場 (小田原市栄町1-1-27)
    • 収容台数:368台
    • 料金:1時間350円(以降30分ごとに100円)
    • 会場まで徒歩15分

混雑状況の予想

  • 午前10時~午後3時:混雑ピーク(駐車場の満車率が高い)
  • 午後3時以降:比較的空きが出る時間帯
  • 朝早め(9時頃まで) の到着がベスト

また、周辺のコインパーキングを利用するのも一つの手

駐車場の混雑を避けるため、事前に 駐車場予約アプリ(akippaなど) を活用するのもおすすめです。

小田原駅からの徒歩ルート

小田原駅から二の丸広場までは徒歩 約10分。道順は以下のとおりです。

  1. 小田原駅 東口 を出る
  2. お城通り(国道255号) を直進
  3. 「小田原城入口」の交差点を渡り、小田原城址公園へ
  4. 二の丸広場 に到着

途中には、地元の土産物店や飲食店が並んでいるので、散策しながら向かうのも楽しいです。

近隣の観光スポットとの組み合わせ方

せっかく小田原を訪れるなら、お祭りだけでなく 周辺の観光スポットも楽しむ のがおすすめです。

おすすめの観光スポット

  1. 小田原城(お祭り会場から徒歩すぐ)
    • 天守閣からの眺めは絶景!桜とのコントラストも美しい。
    • 入場料:大人510円、小・中学生200円
  2. 報徳二宮神社(徒歩5分)
    • 学問と商売繁盛の神様・二宮尊徳を祀る神社。
    • おしゃれなカフェ「きんじろうカフェ」も併設。
  3. 小田原漁港(早川漁港)(車で10分)
    • 新鮮な海鮮グルメを楽しめるスポット。
    • 「魚市場食堂」や「なみ」などの人気店あり。
  4. 鈴廣かまぼこの里(車で15分)
    • 小田原名物・かまぼこの製造工場見学や手作り体験ができる。
    • お土産選びにも最適。

お祭りの前後で、これらの観光スポットを巡ると 小田原をより深く満喫 できます。

ベビーカーや車椅子での移動について

小田原城址公園は、ベビーカーや車椅子でも移動しやすいように整備されています。

ただし、一部のエリアでは坂道や段差があるため、気をつけるポイントもあります。

バリアフリー情報

  • 二の丸広場:芝生が広がっていて、ベビーカーもスムーズに移動可能。
  • 小田原城天守閣:エレベーターはなく、階段のみ。
  • 公園内のスロープ:一部設置あり。スタッフに相談すれば、車椅子用の補助をしてもらえる場合も。

ベビーカー&車椅子での注意点

  • ベビーカーは 舗装された道を選んで移動 するのがベスト。
  • 城内の一部エリア(天守閣内など)は、階段が多いためベビーカーは利用不可
  • おむつ替えや授乳ができる施設は 小田原城観光案内所 などにあるので、事前に確認を。

小田原かまぼこ桜まつりは 家族連れでも楽しめるイベント なので、事前に移動しやすいルートを確認し、快適に過ごしましょう。


過去の「小田原かまぼこ桜まつり」レポート

第28回(2024年)の開催内容と反響

「小田原かまぼこ桜まつり」は毎年多くの観光客が訪れる春の風物詩です。

2024年に開催された第28回も大盛況で、地元住民だけでなく、県外からの観光客も多数訪れました。

2024年のイベントでは、定番のかまぼこ職人による実演ききかま大会に加え、桜をテーマにした限定かまぼこが販売され、大きな話題を呼びました。

特に「桜えび入りかまぼこ」は大人気で、午前中には売り切れるほどの盛況ぶり。かまぼこを使った創作グルメが並ぶ屋台エリアも、どの店舗も行列が絶えませんでした。

さらに、桜満開の小田原城をバックにしたステージライブでは、地元の太鼓チームやダンスグループが登場し、会場を大いに盛り上げました。

SNS上でも「#小田原かまぼこ桜まつり」のハッシュタグが賑わい、インフルエンサーや観光客による投稿が数多く見られました。

来場者の声と感想

実際に訪れた人々の声を集めてみると、以下のような感想が目立ちました。

  • 「できたてのかまぼこが本当に美味しかった!普段食べるものと全然違う!」
  • 「かまぼこ板で作ったミニチュア城のクオリティがすごかった!」
  • 「桜を見ながらクラフトビールと蒲鉾料理を楽しむのは最高の贅沢!」
  • 「子どもがかまぼこ作り体験に夢中になっていたので、家族で楽しめるイベントでした!」

特に「かまぼこ作り体験」は子ども連れの家族に大好評で、予約がすぐに埋まるほどの人気ぶりでした。

また、県外からの観光客も多く、「こんなにかまぼこにフォーカスしたお祭りは珍しい」と驚く声もありました。

桜の開花状況と天候の影響

「小田原かまぼこ桜まつり」の開催時期は、例年 3月下旬から4月上旬 にかけて。ちょうど小田原城の桜が見頃を迎えるタイミングです。

2024年は、開催初日が 晴天 で最高の花見日和だったものの、2日目には 雨が降る時間帯 もありました。
しかし、雨が上がるとともに再び多くの観光客が訪れ、最終的には例年並みの来場者数を記録しました。

小田原城の桜は約300本あり、ソメイヨシノを中心に、しだれ桜や八重桜も楽しめます。

夜になるとライトアップもされ、幻想的な雰囲気が広がるため、日中だけでなく夜桜を見に来る人も多かったです。

新型コロナウイルス対策と安全性

2024年の開催時点では、新型コロナウイルスの影響が少し落ち着いてきたこともあり、以前ほど厳格な感染対策は必要とされませんでした。

しかし、以下のような対策が取られていました。

  • 消毒液の設置
  • 試食時の個別包装
  • 混雑エリアの分散配置

過去の開催では試食コーナーが混雑することがありましたが、2024年は試食用のかまぼこを小分けにし、衛生的に提供する工夫がされていました。

また、屋外イベントであることから、比較的安心して楽しめる環境だったことも、多くの観光客を呼び込む要因となったようです。

地域経済への影響と今後の展望

「小田原かまぼこ桜まつり」は、地元の経済にも大きく貢献しています。

かまぼこ業者だけでなく、小田原駅周辺の飲食店や宿泊施設もお祭り期間中は多くの来場者で賑わいます。

2024年の開催時も、小田原の有名なかまぼこ店では お祭り期間限定の商品 を販売し、通常の数倍の売り上げを記録した店舗もありました。

観光客向けの宿泊プランと組み合わせる動きもあり、観光と地元産業の相乗効果が期待されています。

今後の展望としては、海外からの観光客誘致 にも力を入れる計画があるようです。
かまぼこ文化を世界に発信するため、英語・中国語・韓国語のパンフレットや案内表示の整備が進められています。

「小田原かまぼこ桜まつり」は、毎年進化を遂げながら、より多くの人に愛されるイベントとなっています。次回の開催もますます楽しみですね!


小田原の桜の名所とおすすめスポット

小田原城址公園の桜並木

小田原かまぼこ桜まつりの会場でもある小田原城址公園は、市内屈指の桜の名所です。

小田原城の天守閣を背景に、約300本の桜が咲き誇る風景は圧巻。
特に、城の石垣と桜のコントラストが美しく、春の小田原を代表する絶景として知られています。

公園内にはソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤマザクラなど、種類の異なる桜が植えられているため、長い期間にわたって花見を楽しめます。

昼間は青空の下で満開の桜を楽しめ、夜にはライトアップされた幻想的な桜の姿も堪能できます。

桜の見頃は例年3月下旬から4月上旬で、お祭りと同時期に満開を迎えることが多いです。
特に、二の丸広場周辺は桜が密集しており、散策しながらお花見を楽しむのに最適なスポットです。

また、小田原城址公園にはベンチや芝生のエリアも多く、家族連れやカップルでのんびり過ごせるのも魅力。

お祭りの合間に桜を眺めながら、かまぼこを片手にゆっくりするのもおすすめです。

小田原フラワーガーデンの桜

小田原フラワーガーデンは、四季折々の花が楽しめる植物園ですが、春には桜が美しく咲き誇ります。
特に、河津桜八重桜 など、少し遅めに咲く種類もあるため、他の桜スポットよりも長く花見を楽しめるのが特徴です。

園内には、日本庭園風のエリアやバラ園もあり、桜以外の花々も楽しめます。
また、温室には南国の植物が展示されているため、雨の日でも楽しめるスポットです。

アクセスは、小田原駅からバスで約30分と少し距離がありますが、のんびりとした雰囲気の中で桜を楽しみたい方にはぴったりの場所です。

酒匂川サイクリングロードの桜並木

小田原市を流れる**酒匂川(さかわがわ)**の両岸には、約300本の桜が植えられており、春には見事な桜並木が広がります。
特に、サイクリングロード沿いの桜トンネルは絶景で、ウォーキングやジョギングをしながら桜を楽しむことができます。

また、酒匂川の河川敷は広々としており、桜の下でピクニックを楽しむのにも最適なスポット。
お弁当を持参して、のんびりと春のひとときを過ごすのもおすすめです。

小田原駅からはバスで約15分、もしくはレンタサイクルを利用して訪れるのも良いでしょう。

混雑が少ない穴場の桜スポットとして、地元の人々にも人気があります。

長興山紹太寺のしだれ桜

小田原の隠れた桜の名所として知られるのが、長興山紹太寺(ちょうこうざんしょうたいじ)にある樹齢300年以上のしだれ桜です。この桜は小田原市指定天然記念物にもなっており、その圧倒的な存在感と美しさは、一見の価値があります。

しだれ桜はソメイヨシノよりも開花が少し遅めで、例年4月上旬ごろに満開を迎えます。
境内の静かな雰囲気の中で、風に揺れる優雅なしだれ桜を眺める時間は格別です。

アクセスは小田原駅からバスで約20分+徒歩15分と少し距離がありますが、観光客が少なく、ゆったりと桜を楽しめる穴場スポットです。

お祭りの賑やかさとは対照的に、静かに桜を愛でたい方におすすめです。

曽我梅林の遅咲き桜

曽我梅林(そがばいりん)は、小田原市内でも有名な梅の名所ですが、春には遅咲きの桜も楽しめます。
特に、八重桜が見頃を迎える4月中旬ごろには、ピンク色の可愛らしい花が一面に広がります。

曽我梅林は富士山を望むロケーションにあり、桜と富士山を同時に楽しめる絶景スポットとしても人気。
お花見シーズンには、地元の特産品を販売する屋台も出るため、のんびりとした雰囲気の中で春の味覚を楽しむことができます。

アクセスは小田原駅からバスで約30分、もしくは車での訪問が便利です。

桜のピーク時には駐車場が混雑することもあるため、朝早めの到着がおすすめです。


小田原は、かまぼこ桜まつりの会場である小田原城址公園をはじめ、市内各地に美しい桜の名所があります。 お祭りのついでに、これらのスポットを巡れば、より春の小田原を満喫できるでしょう。

小田原かまぼこの歴史と魅力

かまぼこの起源と小田原での発展

かまぼこの歴史は古く、平安時代の文献にはすでに「蒲鉾(かまぼこ)」という名称が登場しています。

当時のかまぼこは、現在のような「板付き」ではなく、竹や棒に魚のすり身を巻きつけて焼いたものだったと言われています。

小田原でかまぼこ作りが盛んになったのは江戸時代のこと。

小田原は相模湾に面しており、新鮮な魚が豊富に獲れることから、質の高いかまぼこ作りが発展しました。
特に、江戸時代には東海道の宿場町として栄えた小田原で、旅人や武士たちにかまぼこが親しまれ、名産品としての地位を確立しました。

江戸時代には「小田原かまぼこ」の名が全国に広まり、大名や将軍家にも献上されるほどの高級品として扱われるようになりました。現在も、伝統的な製法を守りながら、時代に合わせた新しいかまぼこ作りが行われています。

伝統製法と現代の技術革新

小田原かまぼこの最大の特徴は、「弾力のある食感」と「魚本来の旨味」です。

この食感を生み出すためには、職人の繊細な技術が必要となります。

伝統的なかまぼこ作りの工程

  1. 新鮮な魚を厳選
    • 主に グチ(イシモチ)、エソ、スケトウダラ などが使用される。
    • 小田原では特にグチを多く使用し、しっかりとした弾力を出すのが特徴。
  2. 魚のすり身作り
    • 魚をすりつぶし、何度もこして滑らかにする。
    • この工程で水分を適度に抜くことで、歯ごたえのあるかまぼこに仕上がる。
  3. 塩を加えて練る
    • かまぼこ独特の弾力を出すために、すり身をしっかりと練る。
    • 職人の技術が光る重要な工程。
  4. 形を整えて板につける
    • 竹のヘラを使って、なめらかに成形。
    • 「板付きかまぼこ」は小田原ならではの特徴。
  5. 蒸し上げる
    • 約80℃でじっくりと蒸し上げ、プリプリのかまぼこに仕上げる。

この伝統製法を守りながらも、近年では低温熟成や無添加製法など、新しい技術を取り入れたかまぼこ作りも行われています。

健康志向の高まりに合わせ、保存料や化学調味料を使わない「自然派かまぼこ」も人気です。

代表的なかまぼこ店とその特徴

小田原には、老舗のかまぼこ店が数多く存在します。

それぞれの店が独自のこだわりを持ち、伝統的な製法を守りながらも、新しい味を追求しています。

小田原の有名かまぼこ店

店名特徴
鈴廣かまぼこ小田原かまぼこの代表格。職人の技を生かした伝統的な味わい。
籠清(かごせい)200年以上の歴史を持つ老舗。上品な味わいのかまぼこが特徴。
山上蒲鉾店天然素材にこだわり、保存料無添加のかまぼこを製造。
鱗吉(うろこき)弾力のある歯ごたえが特徴。魚本来の味を楽しめる。
田代吉右衛門本店江戸時代から続く老舗。手作りの伝統技法を守る。

それぞれの店で試食ができることも多く、食べ比べを楽しむのもおすすめです。

かまぼこの美味しい食べ方とレシピ

かまぼこは、そのまま食べても美味しいですが、アレンジ次第でさまざまな料理に活用できます。

簡単&美味しいかまぼこレシピ

  1. わさび醤油でシンプルに
    • かまぼこ本来の味を楽しむなら、わさび醤油で食べるのが一番。
    • 日本酒やビールのおつまみにも最適。
  2. かまぼこチーズ焼き
    • かまぼこを薄く切り、上にチーズを乗せてトースターで焼くだけ。
    • 子どもにも人気のおつまみ。
  3. かまぼこ入り出汁巻き卵
    • かまぼこを細かく刻み、卵焼きに混ぜると風味がアップ。
    • ふんわりとした食感と出汁の旨味が絶妙にマッチ。
  4. かまぼこ天ぷら
    • かまぼこに天ぷら粉をつけて揚げるだけで、サクサク食感の美味しい一品に。
    • 塩をふるだけで絶品おつまみに。
  5. かまぼこサンドイッチ
    • 薄くスライスしたかまぼこを、パンに挟んでマヨネーズと一緒に食べると美味。
    • ハムやチーズとも相性抜群。

小田原かまぼこは、魚の旨味が凝縮されているため、どんなアレンジでも美味しく仕上がる のが特徴です。

家庭でも手軽に楽しめるので、ぜひ試してみてください。

お土産に最適なかまぼこ製品の紹介

小田原を訪れたら、ぜひお土産としてかまぼこを持ち帰りたいもの。

最近では、持ち運びしやすい個包装タイプや、ギフト向けの商品も豊富に揃っています。

おすすめのお土産

  1. 高級かまぼこ詰め合わせ
    • 鈴廣や籠清などの老舗が販売する詰め合わせセット。
    • お世話になった方への贈り物にも最適。
  2. チーズ入りかまぼこ
    • 小田原のかまぼこ店では、チーズ入りの洋風かまぼこも販売。
    • お酒に合うおつまみとして人気。
  3. かまぼこカレー
    • かまぼこがゴロッと入ったユニークなレトルトカレー。
    • かまぼこの旨味がカレーと絶妙にマッチ。
  4. かまぼこスナック
    • 乾燥させたかまぼこをスナック感覚で楽しめる商品。
    • 軽くて持ち運びしやすく、おやつにも最適。
  5. 季節限定かまぼこ
    • 桜風味、抹茶風味など、季節に応じたフレーバーが楽しめる。
    • 春のお土産にぴったり。

小田原かまぼこは、伝統の味を守りながらも、新しいアレンジを加えた商品が次々と登場しています。

お祭りの帰りに、ぜひお気に入りのかまぼこを見つけてみてください!


まとめ

「小田原かまぼこ桜まつり」は、小田原の伝統食「かまぼこ」と、春を彩る「桜」を同時に楽しめる魅力的なイベントです。

かまぼこ職人の実演や、食べ比べができる「ききかま大会」、ユニークな「かまぼこ板一夜城合戦」など、小田原ならではの催しが満載。
さらに、桜を眺めながら楽しむクラフトビールやかまぼこグルメは、お祭り気分を一層盛り上げてくれます。

会場となる小田原城址公園へのアクセスも便利で、公共交通機関を使えば小田原駅から徒歩約10分。
駐車場もありますが、混雑が予想されるため、早めの到着が推奨されます。

お祭りの前後には、小田原城や酒匂川沿いの桜並木、長興山紹太寺のしだれ桜など、市内の桜の名所も巡ると、より春の小田原を満喫できます。

また、小田原かまぼこの歴史や製法、各店舗の特徴を知ることで、より深く楽しむことができます。

小田原には老舗のかまぼこ店が点在し、職人のこだわりが詰まった逸品が並びます。
お土産として持ち帰るのも良し、家庭でアレンジレシピを楽しむのも良し。小田原のかまぼこは、食べる人を笑顔にする魅力を持っています。

春の訪れを感じながら、かまぼこの美味しさと小田原の風情を堪能できる「小田原かまぼこ桜まつり」、ぜひ訪れてみてください!

-お花見, 季節