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空の上での食卓:パイロットの食事事情とその裏側

パイロットはいつどうやって食事を取っているかご存知でしょうか?

(左の写真はイメージで実際にパイロットに提供された食事ではありません。少し似ていますが・・・)

まず国内線と国際線では食事の形態が違います。

国内線は幕の内みたいな弁当が厚紙のBoxに入っています。(パンやオムレツの入った洋食もあります。)
羽田から札幌や福岡、沖縄のような比較的時間がかかる路線では時間があるので巡航中に上空で食べる場合もありますが、
目的地について次のフライトの合間に掃除の真っ最中の駐機中の客室内で食べることも多いです。

国際線は乗客に提供するような食事がパイロットにも提供されます。
メニューはステーキ、チキン、フィッシュ等のチョイスで和風味、洋風等数種類あります。

上空で食べる場合は操縦席の椅子を少し後ろに下げ、膝の上にトレーを置いて食べます。
機長と副操縦士が同時に食べることはせずに、一人は不測の場合に備えています。

パイロットに提供される食事は厳密には乗客と同じではなく特別に作られます。
また機長と副操縦士は同じものを食べることを禁止されていることをご存知でしょうか?
これは食中毒の事を考えての事です。
同じものを食べて二人とも食中毒になると笑い事ではすみません。

食事も数種類あり、美味しいものと美味しくないものがあり、一番美味しいものを誰しもが望みますが、
そこは今の時代、民主的にジャンケンや阿弥陀くじで決める場合が多いですね。
中には機長の権限で有無を言わさずに一番美味しい食事をとってしまう人も中にはいますが・・・・。

どこの世界でも身勝手な人はいるものです。

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